●ワイナリーの場所・特徴
・北海道の百名山・八剣山(498m)を見上げる名勝の地です。
・市街中心から230号線を定山渓方面に22km、車で30分の交通至便の地です。また、定山渓温泉や小金湯温泉、十五島公園などの観光スポットに近接しています。
・札幌市南西部の豊平川上流左岸の高位段丘面に位置し、南向きの緩斜面〜平地で構成されています。
・扇状地性の砂礫質土壌からなる水はけの良い土地を約5ha確保、まずは約1haのブドウ栽培用地を確保し、将来的にはさらに拡張します。
・この地域は古くから果樹栽培が盛んな地域で、リンゴやサクランボなどの生産に実績をもっています。近くを通る市道は「フルーツ街道」と呼ばれ札幌市民に親しまれています。

























土壌の特徴と改良
・当該地の基盤地質は、新第三紀中新世の板割沢層の砂岩・泥岩およびこれに貫入した鮮新世両輝石安山岩からなり、これを第四紀更新世の高位段丘堆積物である砂礫質シルト〜粘土が覆っています。表層は扇状地性の砂礫質土壌からなります。ちなみに銘酒で名高いボルドー近郊のサンテミリオン地区は当地と同様の砂礫質土壌からなっているといわれています。

・土壌分析の結果、当該地では有効態りん酸の量やMg/Kなどのバランスは良好ですが、pHがやや低いことが判りました。このため貝化石土壌改良剤(シェルスター21)を必要量投入し、改善を行っています。


上図の×地点での土壌分析結果

八剣山ワイナリーの地質構成

【参考】サンテミリオン付近の土壌断面
D671ループの町付近)
*「ワインと地質」市川慧氏翻訳、p254より
ループの町はボルドーBoedeauxとサンテミリオンSt. Emilionの中間付近に位置します。グランクリュで知られるグラーブ地区(gravesは砂礫の意味)はボルドー市街の東、ガロンヌ川左岸にあり、同様に鮮新世〜第四紀の河成の砂礫が分布する地域です。


ブドウ栽培・原料確保
・自己保有のブドウ園に各種のワインブドウ品種を栽培し、当該地の地形地質や微気候に適したブドウ原料を確保します。

・試験栽培は2008年に開始。2010年にはカベルネフランやツバイゲルトレーベ、ミューラートルガウなど寒冷地向きとされている欧州系ブドウなど10を超える品種の植付を行いました。

・北海道で実績のあるセイベル13053を育成し、不作時の量的担保を行います。

・研究ブドウ園での研究成果を元にした委託栽培などによって高品質のイン原料を確保します。

・当地周辺で栽培されているリンゴを原料として受け入れ、シードルに加工します。





欧州系を中心に各種ブドウ品種を試験栽培(2010)
列間2.0〜2.2m、樹間1.5m、列長62m、NNE-SSW方向

ワイン造り・醸造施設・建物
・手造り、小規模生産による個性豊かなワイン造りを目指します。

・『ワインは畑で出来る』そして『ブドウはワインになりたがっている』。自然のプロセスを大切に、この土地の気候風土ならではの味わいを造り上げます(左資料)。

・八剣山の頂を遠景に配置。豊かな緑とワイン畑の景観にマッチする個性的な醸造所建物を設けます。展望テラスからの眺望を楽しみながら、夏にはきりっと冷えたロゼを味わいます。冬は薪ストーブで温まりながら個性の出始めた各種ワインを赤をテイスティング。

・雪氷エネルギーや地下水熱を利用するエコ施設として稼動させます。







ブドウ栽培から仕込みまで小規模ワイン造りの全プロセスを網羅.当ワイナリーの基本コンセプトです
(翻訳亀和田、H22.10.1発売)。

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